icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻11号

1995年10月発行

特集 術後1週間の患者管理

Ⅱ.合併症を有する患者管理

不整脈

著者: 平明1 森山由紀則1

所属機関: 1鹿児島大学医学部第2外科

ページ範囲:P.305 - P.307

文献概要

術前のリスク評価
 不整脈を有する患者の病態生理と手術との関連は,不整脈での循環動態に帰結する.術前の評価は当然このことを中心になされるべきで,各種不整脈の特性とそれを修飾する手術侵襲,周術期侵襲を併せ考えた対応が必要となる.
 術前からある不整脈は,術中・術後に重症化し重大な結果を招来するものか否かの判断が大切である.診断には心電図,負荷心電図,ホルター心電図,ヒス束心電図などが必要で,不整脈の種類と程度および頻度に見当をつける.超音波検査,冠動脈造影,心臓カテーテル検査,さらに詳細な電気生理学的検査が付加的に意義がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら