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特集 術後1週間の患者管理 Ⅱ.合併症を有する患者管理
気管支喘息
著者: 友安浩1 谷村繁雄1 伴場次郎1
所属機関: 1虎の門病院呼吸器外科
ページ範囲:P.321 - P.322
文献購入ページに移動問診にて既往に喘息発作があるかどうかの情報を得る.聴診にて発作時には喘鳴を聴取する.肺機能検査では,肺活量,1秒率,最大中間呼気流量,ピークフロー(PEFR)の測定が必要で,喘息患者では閉塞性障害が認められる.胸部X線写真,心電図も必要であるが,喘息に特徴的な所見はなく,これらは他疾患との鑑別に重要な検査である.血液ガス分析では,明らかな呼吸困難または喘鳴がなければ所見に大きな変化はない.さらに,白血球数と好酸球の分画,血清IgE値,アレルゲン皮膚テストなどが必要である1).
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