文献詳細
文献概要
特集 術後1週間の患者管理 Ⅲ.注意すべき状態の患者管理
副腎皮質ステロイド剤使用患者
著者: 高見博1
所属機関: 1帝京大学医学部第1外科
ページ範囲:P.342 - P.343
文献購入ページに移動副腎皮質ステロイド投与の対象症例
副腎皮質ステロイドは様々な疾患に使われ,その疾患の性質上,長期投与例が多い.そのような患者では副腎皮質の萎縮が予想されるため,手術などの侵襲が加わるときには副腎皮質機能に対する適切な検査と管理が必要である.
ステロイド剤が長期投与される疾患には,(1)膠原病,(2)腎疾患,(3)呼吸器疾患,(4)血液疾患,(5)消化器疾患,(6)神経疾患,(7)内分泌疾患などがある.それらのなかで,(1)膠原病には慢性関節リウマチ,全身性エリテマトーデス(SLE),(2)腎疾患にはネフローゼ症候群,(3)呼吸器疾患にはアジソン病,(4)血液疾患には白血病,血小板減少性紫斑病,(5)消化器疾患には肝硬変,潰瘍性大腸炎,(6)神経疾患には多発性神経炎,(7)内分泌疾患には副腎腫瘍による副腎全摘後の患者,などが代表例として挙げられる.
副腎皮質ステロイドは様々な疾患に使われ,その疾患の性質上,長期投与例が多い.そのような患者では副腎皮質の萎縮が予想されるため,手術などの侵襲が加わるときには副腎皮質機能に対する適切な検査と管理が必要である.
ステロイド剤が長期投与される疾患には,(1)膠原病,(2)腎疾患,(3)呼吸器疾患,(4)血液疾患,(5)消化器疾患,(6)神経疾患,(7)内分泌疾患などがある.それらのなかで,(1)膠原病には慢性関節リウマチ,全身性エリテマトーデス(SLE),(2)腎疾患にはネフローゼ症候群,(3)呼吸器疾患にはアジソン病,(4)血液疾患には白血病,血小板減少性紫斑病,(5)消化器疾患には肝硬変,潰瘍性大腸炎,(6)神経疾患には多発性神経炎,(7)内分泌疾患には副腎腫瘍による副腎全摘後の患者,などが代表例として挙げられる.
掲載誌情報