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特集 術後1週間の患者管理 Ⅳ.術後合併症の予防と対策
消化管出血
著者: 小泉俊三1 藤川貴久2
所属機関: 1佐賀医科大学総合診療部 2天理よろづ相談所病院腹部一般外科
ページ範囲:P.382 - P.383
文献購入ページに移動当時すでに様々なストレスによって惹起される急性胃粘膜病変(acute gastric mucosal lesion:AGML)の概念はほぼ定着しつつあったが,術後に胃管からマーロックスなどの制酸剤を定時的に注入したり,臨床使用が可能になったH2プロッカーを集中治療室収容の術後患者に予防的に使い出したのは70年代の後半から80年代の始めにかけてである.それ以後,手術後の消化性潰瘍による消化管出血の頻度は大幅に低下した.
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