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文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻11号

1995年10月発行

文献概要

特集 術後1週間の患者管理 Ⅴ.術後管理に必要な基礎的知識

真菌感染症対策

著者: 品川長夫1 武田佳秀1 大久保憲2

所属機関: 1名古屋市厚生院附属病院外科 2NTT東海総合病院外科

ページ範囲:P.422 - P.423

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 Aspergillus,Cryptococcus,Mucorなど本来自然界にいる真菌は,主に気道を介して生体内に入るため肺に始まる感染を起こすのが普通である.一方,Candidaは大腸菌や緑膿菌などと同様に腸管内で高頻度に常在する菌である.このため,生体側の低抗力が低下すると,細菌による日和見感染と同様な仕組みでCandidaによる内因性感染が起こりやすくなる.Compromised hostに対しても大きな手術侵襲を加える場合が多くなっているが,生体防御機構が低下したこのような症例では真菌感染にも注意しなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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