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文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻12号

1995年11月発行

文献概要

特集 消化器癌手術における皮膚切開と術野展開の工夫

胆道・膵癌手術—中下部胆管癌に対する膵頭十二指腸切除術

著者: 木下壽文1 中山和道1 今山裕康1

所属機関: 1久留米大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1471 - P.1476

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 中下部胆管癌の根治術式としては膵頭十二指腸切除術が基本術式である.膵頭十二指腸切除術では膵臓を含めた消化管の大量切除と3か所以上の消化管再建を必要とする.最近では広範囲リンパ節郭清や血管合併切除などの拡大手術も多く行われており,術中偶発症にも時折遭遇する.副損傷は局所解剖の把握が不十分であったり,術野の展開が不徹底で剥離面が十分に露出されていない場合に起こり易い.膵頭十二指腸切除術では局所解剖の熟知と広い術野の展開が重要であり,安全な手術操作を行うためには重要血管を確認し,それぞれにテーピングを行い血管を完全にコントロールして手術を行うことが肝要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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