icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻13号

1995年12月発行

特集 外科医のための緩和ケア

緩和ケアにおける外科医の役割

著者: 山崎章郎1

所属機関: 1桜町病院ホスピス科

ページ範囲:P.1545 - P.1548

文献概要

 緩和ケアの目的は末期の患者の肉体的・精神的苦痛をできる限り軽減し,患者の納得できる人生の完結を医師,看護スタッフ,ソーシャルワーカーなどのチームで支援していくことである.したがって,緩和ケアにおける外科医の役割とは,緩和ケアチームの一員として上記の目的達成のために,専門家としての外科医の知識や技術を駆使していくだけでなく,医師を職業とした1人の人間としての関わりが重要になってくる.そのような意識のもとに症状コントロールや誠実なインフォームド・コンセントを積み重ねていくことによって,患者に対するケアのみならず家族に対してのケアも可能な緩和ケアが成立するのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら