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文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻13号

1995年12月発行

特集 外科医のための緩和ケア

緩和ケアにおけるチームアプローチ

著者: 高宮有介1

所属機関: 1昭和大学医学部外科(緩和ケアチーム)

ページ範囲:P.1577 - P.1584

文献概要

 緩和ケアにおいてチーム医療は重要な要素である.チームとは医師と看護婦のみならずコメディカルスタッフも含む.コメディカルスタッフとは,薬剤師,理学療法士,作業療法士,栄養士,医療ソーシャルワーカー,カウンセラー,音楽療法士,ボランティア,宗教家などである.チームは患者・家族を中心に,医師,看護婦,コメディカルスタッフの誰が上というわけではなく,同じ土俵で支え合えればよいと考える.また,他科の医師との連携も必要である.緩和ケアの医師の役割として,苦痛の評価や治療,病名・病状・予後の患者と家族への説明,予後判定,DNRの取り決め,遺族のケアなどがある.また,カンファレンスの必要性と,スタッフ自身のストレス,緩和ケアチームの活動についても言及した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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