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文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻4号

1995年04月発行

カラーグラフ 内視鏡下外科手術の最前線・4

胸腔鏡下食道アカラシア手術

著者: 川原英之1 桜井孝志1 捨田利外茂夫1 井上聡1 藤田博正2 宮崎洋史3

所属機関: 1川崎市立井田病院外科 2久留米大学医学部第1外科 3総合太田病院外科

ページ範囲:P.419 - P.423

文献概要

はじめに
 食道アカラシアは「下部食道噴門部の弛緩不全による食物の通過障害や,食道の異常拡張などがみられる機能的疾患」1)と定義される.本症に対する外科的治療法は歴史的にさまざまな術式が報告されてきたが,その基本的な考え方は,まず第一に下部食道胃接合部における通過障害を確実に改善し,かつこの部の逆流防止機能を可能なかぎり温存または再建することである.この基本理念は,内視鏡下手術においても同様である.
 ここでは,われわれが行っている胸腔鏡下粘膜外筋層切開術(Heller変法)について述べる2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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