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臨床外科交見室
外科卒後研修と救急医療
著者: 前田正之1
所属機関: 1公立昭和病院
ページ範囲:P.509 - P.509
文献購入ページに移動 外科医を目指す医師の卒後研修はどうあるべきか.これは昭和40年代の医学部紛争以来,医局制度の改革も含めて議論されてきているが,それぞれの大学医局や研修病院が独自に行っており,統一されたものがないのが実情であろう.
昭和40年代後半の私の在籍した大学医局では,入局1年目は大学病院で外科の初期研修を受け(麻酔科6か月を含む),その後は医局の関連病院で2〜3年過ごし,5年目くらいで大学病院の病棟主治医となり,あとは何らかの研究グループに属して研究生活に入るか,大学医局を出て一般市中病院などに勤務するのが一般的であった.私の場合は病棟主治医を終えて直ちに現在の病院に勤務することになったが,上司や同僚の厚意で週2回の研究日をもらい,大学の研究室で動物実験を主とした研究を続けることができた.
昭和40年代後半の私の在籍した大学医局では,入局1年目は大学病院で外科の初期研修を受け(麻酔科6か月を含む),その後は医局の関連病院で2〜3年過ごし,5年目くらいで大学病院の病棟主治医となり,あとは何らかの研究グループに属して研究生活に入るか,大学医局を出て一般市中病院などに勤務するのが一般的であった.私の場合は病棟主治医を終えて直ちに現在の病院に勤務することになったが,上司や同僚の厚意で週2回の研究日をもらい,大学の研究室で動物実験を主とした研究を続けることができた.
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