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文献概要
特集 画像診断が変わる? MRIの新しい展開
体部のMRアンギオグラフィー
著者: 周藤裕治1 加藤卓1
所属機関: 1鳥取大学医学部放射線科
ページ範囲:P.573 - P.580
文献購入ページに移動 MRアンギオグラフィー(MRA)は,MRIにより,非侵襲的に血管や血流情報を検索する手段の総称であり,ここ数年の解像力,描出力の進歩は目ざましい.現在,MRAは,主に体動が少ない頭部で使用され,良好な画像が得られるため,病変のスクリーニングとして日常の検査法に応用されている.しかし,体部領域(特に腹部)は,体動による画像劣化があり,広く臨床応用に至っていなかった.しかし,この領域においても良好な画像が得られつつある.本稿では,腹部を中心に体部のMRAの方法と特徴,およびその臨床的意義について述べた.
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