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文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻5号

1995年05月発行

文献概要

特集 画像診断が変わる? MRIの新しい展開

MRマンモグラフィー

著者: 吉本賢隆1 霞富士雄1

所属機関: 1癌研究会附属病院外科

ページ範囲:P.589 - P.594

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 乳腺疾患に対するMRI診断法は,MRIのハード,ソフトの両面での技術革新によって新しい展開を迎えている.各種の高速スキャン法,脂肪抑制撮像法,3D撮像法の開発に加えて,MIP処理,サブトラクション法などの画像処理技術,造影剤(Gd-DTPA)の利用が新しいMRマンモグラフィーの発展に寄与している.MRマンモグラフィーでは,乳癌の乳管内進展や間質浸潤,多発癌などの癌進展を描出できることが明らかにされており,従来の画像診断法とは違った全く新しい診断分野が開拓されている.今後,乳房温存療法など治療の縮小化が進むことが予想されるが,MRマンモグラフィーはこのような臨床のニーズに大きく寄与しうることが期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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