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文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻5号

1995年05月発行

特集 画像診断が変わる? MRIの新しい展開

MR尿管撮影などの腎尿路MRIの新しい展開と発想

著者: 石田肇1 野垣譲二1 岡田清己1

所属機関: 1日本大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.595 - P.600

文献概要

 腎尿路系においては,MRIは従来の画像診断の補助的手段として用いられているのが現状であろう.通常のspin echo法による腎尿路系MRIの限界と特性を示し,それらがどのように改善されつつあるか,文献的総括を試みた.高速撮像法,脂肪抑制画像,Gd-DTPA造影ダイナミックスタディなどは腎尿路系MRIにも応用が試みられている.中でも最近のendorectal coilによる骨盤内臓器の解像力の向上は,前立腺の画像診断にとって大きな期待をもって迎えられた.しかし,早その限界が指摘されつつある.強度のT2強調像の撮影が可能になってきていることから,MR胆管造影法と同様の原理を応用したMR尿管撮影が今後の新しい展開の1つとして考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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