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文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻6号

1995年06月発行

特集 外科臨床医のための基本手技

急性創の治療

著者: 岸清志1

所属機関: 1鳥取県立中央病院外科

ページ範囲:P.713 - P.716

文献概要

 創傷は一般外科医が救急の場でしばしば遭遇する外傷であり,止血,創の無菌法,損傷の修復など,創傷治療の基本的原則に基づいた局所治療を行わなければならないが,同時に症状の軽重により,局所の治療のみでよいのか,呼吸,循環など全身管理を要するのかを判断して治療にあたることが肝要である.また,顔面など醜形を残してはいけない部位,機能温存が求められる部位の治療にあたっては形成外科的処置が要求される.咬傷については,創のdébridementと開放創が原則であり,熱傷は小範囲なら外来通院治療が可能であるが,広範囲熱傷は輸液,感染対策など全身管理が要求され,専門施設への搬送が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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