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文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻6号

1995年06月発行

文献概要

特集 外科臨床医のための基本手技

心肺蘇生法

著者: 伊藤靖1 奈良理1 森和久1 金子正光1

所属機関: 1札幌医科大学救急集中治療部

ページ範囲:P.749 - P.755

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 呼吸器系や循環器系の機能が種々の原因で著しく低下したり,停止した場合,その機能を体外から何らかの手段で補ってやらなければ生命を維持することはできない.この手段のことを,心肺蘇生法(cardiopulmonary resuscitation)という.しかし,その目標臓器は心臓や肺臓ではなく脳であり,心肺機能を何らかの手段で維持することで脳機能を保護することが目的である.そのため,心肺脳蘇生法(cardiopulmonary cerebral resuscitation)ともいわれる1).本稿では,心肺蘇生法の基本手技である人工呼吸法,心マッサージ,除細動の手技手順について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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