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文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻6号

1995年06月発行

臨床外科交見室

大腸癌治療のプロトコールについて

著者: 平井淳一1 白髭健朗1

所属機関: 1原尾島病院

ページ範囲:P.792 - P.792

文献概要

 本誌に連載中の和田達雄先生ご執筆のメディカル・エッセー「残りの日々」を興味深く読ませていただいているが,その第2回目の「なんじゃ・もんじゃ」は特に感銘深かった.
 このなかで先生は,無作為割付試験を行う際に,患者さんの同意を得るために説明しなければならない3点を述べておられる.すなわち,患者さんが被る精神的,身体的,経済的負担を説明し,同意を得てはじめてその試験が有効となる.欧米ではその説明を前提として契約が成立しており,形式だけではないことを述べておられる.したがって,正しく行われた欧米の無作為割付試験の結果は誠に貴重であり,その結果を重く受け止めるべきではないだろうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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