文献詳細
臨床報告・1
15年間の経過観察中に3回の穿孔性腹膜炎を発症した腸型Behçet病の1例
著者: 小林建司1 水野勇1 真下啓二1 吉田祥子2 松本美富士2 真辺忠夫1
所属機関: 1名古屋市立大学医学部第1外科 2名古屋市立大学医学部第2内科
ページ範囲:P.817 - P.820
文献概要
Behçet病は多臓器侵襲性の原因不明の炎症性疾患で,再燃と寛解を繰り返す難治性疾患である1)が,そのなかで腸型Behçet病は特殊病型として位置づけられている2).今回われわれは,15年間の経観察中,3回の穿孔性腹膜炎を発症した腸型Behçet病を経験したので,術式などの治療法につき報告する.
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