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文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻7号

1995年07月発行

特集 再発消化管癌を治療する

再発食道癌の治療(3)

著者: 桑野博行1 野添忠浩1 杉町圭蔵1

所属機関: 1九州大学医学部第2外科

ページ範囲:P.855 - P.859

文献概要

 教室における再発食道癌の再発形式を検討し,その対策について示した.食道癌は,早期癌症例でも高頻度で再発をきたし,また治癒切除を行っても,術後早期に再発をきたすことも稀ではない.その再発形式により,放射線療法,化学療法,あるいは外科的治療を選択するが,再発癌患者は全身状態が良好でない場合が多く,また再発部位が複数にまたがっていることも多いため,その治療方針の決定が困難な場合も少なくない.その限られた生命に対して,最大限のQOLを維持しての延命治療を行わなければならない.再発予防の点では,3領域郭清に合併療法を加味した治療,および術後の厳重なフォローアップが重要であると思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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