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文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻7号

1995年07月発行

特集 再発消化管癌を治療する

再発胃癌の治療(2)

著者: 太田恵一朗1 中島聰総1 大山繁和1 石原省1 高橋孝1 西満正1

所属機関: 1癌研究会附属病院外科

ページ範囲:P.867 - P.873

文献概要

 1946年から1990年までに癌研究会附属病院外科で切除された胃癌8,230例の再発死亡は2,638例(32.1%)であった.再発(再燃)形式は,腹膜再発が最も多く12.3%で,ついで血行再発7.9%,局所再発5.2%,遠隔リンパ節再発3.3%,残胃再発0.7%の順であった.初回手術と同様,再発例にも根治切除が可能か否か検討する必要があるが,実際には残胃再発,一部の腹膜再発や局所再発例などが外科的適応となった.再発胃癌に対する治療の中心は化学療法であり,投与経路を考慮した集学的治療が望まれている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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