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文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻8号

1995年08月発行

文献概要

特集 高齢者の外科—キュアとケア

高齢者における外科的疾患の特徴

著者: 横路洋1 百名祐介1 櫛引邦亮1 島田正1 中山夏太郎1 林四郎1

所属機関: 1東京都多摩老人医療センター外科

ページ範囲:P.991 - P.994

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 75歳以上の外科手術自験例990例より,高齢者における外科的疾患の特徴を術前評価,手術適応,周術期管理,主な疾患,超高齢者,在院死亡例から検討した,患者評価のうえでADL(日常生活動作)が重要な意味をもっており,特に胃癌ではADL非自立例の長期生存は困難であった.超高齢者の手術適応は,疾患の特性,平均余命などを考慮して慎重に判断する必要があると考えられた.在院死例の検討より,術後の重篤な肺炎例では術前に何らかの感染が先行する例があることが示されたが,手術の時期を判断するうえで参考にする必要があると思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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