文献詳細
文献概要
臨床報告・1
限局性壊死により穿孔した胃切除後胆石症の1例
著者: 山本隆嗣12 枝川篤永2 首藤太一1 森本義彦1 広橋一裕1 木下博明1
所属機関: 1大阪市立大学医学部第2外科 2奈良東九条病院外科
ページ範囲:P.1085 - P.1088
文献購入ページに移動胃切除後の急性胆嚢炎は,胆嚢壁全体の炎症性肥厚を伴うため,術前に診断されることが多い1).今回われわれは,胃切除後の胆石合併胆嚢穿孔症例を経験したが,本例の胆嚢壁は限局性に肥厚,穿孔していたため,術前診断に苦慮した.本例をもとに,胆嚢穿孔の機序を中心に若干の文献的考察を加え報告する.
掲載誌情報