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文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻9号

1995年09月発行

文献概要

特集 出血させない消化器癌手術

出血させない胃癌手術(1)

著者: 丸山圭一1 笹子三津留1 佐野武1 片井均1 木下平1 野田徳子1

所属機関: 1国立がんセンター中央病院外科

ページ範囲:P.1133 - P.1138

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 手術で出血を最小限に留めるのには,出血しない部位を切ることと,出血点を予測して予め結紮してから切離することであろう.これを実現するには,詳細な局所解剖学の知識,とくに発生学,解剖学,組織学の知識が不可欠である.また,ミクロのレベルの視覚と鋭敏な触覚がなければ,意図した手術は実現できない.これらがとくに重要な役割をもつ,total bursectomyにおける横行結腸間膜前葉の剥離,膵頭の授動,膵脾の授動,動脈や膵からのリンパ節郭清の手術操作をとりあげ,私どもの手技を解説した1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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