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文献詳細

雑誌文献

臨床外科50巻9号

1995年09月発行

文献概要

特集 出血させない消化器癌手術

出血させない肝胆膵癌手術(1)

著者: 加藤紘之1 高橋利幸1 奥芝俊一1 本原敏司1 道家充1 西部俊哉1

所属機関: 1北海道大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1155 - P.1160

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 肝・胆・膵癌の手術は解剖学的に複雑な要因を含んでおり,癌に対する根治性の追求と機能温存および手術の安全性の確保などの点で問題も多い.特に出血コントロールは確実な手術を進めるうえで最も重要である.出血させない手術を成し得るコツは局所解剖の十分な把握が何より大事である.その上で剥離面を浅く広くとり,出血した場合には,最小限の出血に留め得る操作の手順を踏むことも重要である.また手術にあたっては,常に冷静,沈着にチームをまとめ,静かな流れの中で,困難な場面も的確に処理することが肝要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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