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臨床研究
甲状腺結節の診断における超音波誘導下穿刺吸引細胞診に関する一考察
著者: 小松誠1 小松俊雄2 井上憲昭3
所属機関: 1富士見高原病院外科 2富士見高原病院超音波検査室 3富士見高原病院
ページ範囲:P.101 - P.104
文献購入ページに移動近年甲状腺結節に対する各種診断法の役割分担が明確になり,現在では甲状腺結節の質的診断のためには,超音波検査(US)および穿刺吸引細胞診(fine-needle aspiration biopsy cytology)による組み合わせが最も適切であることは異論のないところである1-3).さらに,従来より施行されていた触診穿刺吸引細胞診(Palpation FNABC)の精度を高めるために考案された,超音波誘導下穿刺吸引細胞診(US-guided FNABC)が,最近一般的になりつつある3-5).当院では,1994年4月よりUS-guided FNABCが導入され,現在まで1年が経過した.今回われわれは US-guidedFNABC導入前と導入後について甲状腺結節に対するUS,FNABCの診断能について比較検討した.
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