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カラーグラフ 内視鏡下外科手術の最前線・22 胃・十二指腸
腹腔鏡補助下幽門側胃切除Billroth I 法再建術
著者: 永井祐吾1 谷村弘1 瀧藤克也1 中谷佳宏1 坂口聡1
所属機関: 1和歌山県立医科大学第2外科
ページ範囲:P.1241 - P.1247
文献購入ページに移動早期胃癌の外科手術は,従来は胃切除+D2のリンパ節郭清が標準術式であった.しかし,次第に進行度に応じた合理的手術が施行されるに至り,粘膜内癌については種々の縮小術式が考案されている.リンパ節転移の否定できる2cm以下の隆起型,あるいは陥凹型では1cm以下の潰瘍のない分化型粘膜内癌は内視鏡的治療や腹腔鏡下局所切除が行われ,それ以外の粘膜内癌はD1+αの縮小術式が施行されるのが一般的である.
我々は,内視鏡的治療として粘膜切除とマイクロ波凝固法(ER・EMCT)を中心に施行し,従来の縮小手術に代わる治療法としては,腹腔鏡下に1群リンパ節を含めた胃部分切除を行い,再建を行う腹腔鏡補助下Billroth I法胃切除術(Laparo-scope-assisted Billroth I gastrectomy,Lap.B-Igastrectomy)を施行している.
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