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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻10号

1996年10月発行

臨床研究

十二指腸潰瘍穿孔に対する保存的治療の検討

著者: 山成英夫1 島山俊夫1 竹智義臣1 末田秀人1 吉岡誠1 瀬戸口敏明2

所属機関: 1宮崎市郡医師会病院外科 2宮崎医科大学第1外科

ページ範囲:P.1337 - P.1341

文献概要

はじめに
 内視鏡治療や薬物療法の進歩は消化性潰瘍症例に対する外科的治療を減少させてきた.従来より絶対的手術適応とされてきた十二指腸潰瘍穿孔に対しても,近年,保存的治療を行う施設が増加してきた1〜3).われわれは,穿孔後の腹水の量・性状およびそれらの推移より穿孔部被覆の状況や腹腔内膿瘍形成の可能性を推測できるものと考え,1989年より腹部超音波検査の所見を主体に保存的治療の適応を決定し,比較的良好な結果を得てきた.今回,これらの自験例を検討し,その適応決定の実際と成績について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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