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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻10号

1996年10月発行

臨床報告・1

乳房切除後,特異な経過をとった乳房原発悪性リンパ腫の1例

著者: 長田啓嗣1 岡島邦雄1 梁壽男1 岩本伸二1 権五規1 山本隆一2

所属機関: 1大阪医科大学一般消化器外科 2大阪医科大学中検病理

ページ範囲:P.1343 - P.1345

文献概要

はじめに
 乳房原発悪性リンパ腫は稀な疾患で,予後については乳癌と比べ不良であると報告されている1,2).今回,マンモグラフィー,超音波,穿刺吸引細胞診でも確定診断がつかず,拡大乳房切除術を施行した後に悪性リンパ腫と診断し,術後3か月目に手術側同側腋窩リンパ節に再発し,初治療後1か月で癌性腹膜炎,癌性髄膜炎にて死亡した1例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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