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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻11号

1996年10月発行

特集 術前ワークアップマニュアル—入院から手術当日までの患者管理

Ⅰ.術式別:術前患者管理の実際 3.肺・気管手術

気管切開術

著者: 笹壁弘嗣1

所属機関: 1羽生病院外科

ページ範囲:P.57 - P.60

文献概要

 気道確保は患者の生命に直結するきわめて重要な手技であり,外科医は各種の人工気道の長所・短所・合併症やその適応などを熟知しておく必要がある.挿管チューブの発達により,気管内挿管は2〜3週間と,以前より長期にわたって使用可能となり,気管切開の適応はやや狭まってきている.気管切開は手術室で行うのが最良であるが,手術室への搬送にはリスクを伴う.そのリスクは,患者の重症度に加え,各施設の準備状況によっても異なってくるため,どこでどのように行うかは総合的判断が求められる.そのなかで,キットさえあればどこでも簡単に行えるpercutaneous tracheostomyは今後注目される手技である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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