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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻11号

1996年10月発行

特集 術前ワークアップマニュアル—入院から手術当日までの患者管理

Ⅰ.術式別:術前患者管理の実際 7.肝臓手術

肝(亜)区域切除術

著者: 左近賢人1

所属機関: 1大阪大学医学部第2外科

ページ範囲:P.150 - P.153

文献概要

 肝(亜)区域切除の術前管理のポイントは,基本的には患者自身の疾患や肝手術に対する理解を深めること,基礎疾患のコントロール,術後管理に必要な検査の実施の3項目である.これに加えて最近では,出血量の減少から自己血輸血の実施も重要となってきた.術前の十分なインフォームドコンセントにより,病態や手術に対する理解が深まり,その結果,治療に対する積極的な姿勢が生まれる.肝硬変,糖尿病などの基礎疾患のコントロールを行っておく.術後疼痛対策として硬膜外チューブの留置も行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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