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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻11号

1996年10月発行

特集 術前ワークアップマニュアル—入院から手術当日までの患者管理

Ⅰ.術式別:術前患者管理の実際 13.内視鏡下外科手術

胸腔鏡下肺部分切除術

著者: 安藤陽夫1 市場晋吾1 青江基1 岡部和倫1 山下素弘1 伊達洋至1 清水信義1

所属機関: 1岡山大学医学部第2外科

ページ範囲:P.277 - P.281

文献概要

 胸腔鏡下手術は低侵襲に手術が行え,術後の疼痛が軽く創も小さく目立たないことから急速にその適応を拡げている.そのなかでも胸腔鏡下肺部分切除術の適応は広く,診断目的では①確定診断のつかない肺腫瘤性病変,②びまん性肺疾患,③胸水貯留性疾患や胸膜疾患の臓側胸膜病変の診断,治療目的では①気胸・気腫性肺嚢胞,②良性肺腫瘍、③非腫瘍性肺病変,④転移性肺腫瘍,⑤原発性肺癌(縮小手術)の治療が適応となる.胸腔鏡下肺部分切除術の術前患者管理は基本的には開胸手術のそれと同様であるが,呼吸機能の評価と禁煙と低肺機能患者での呼吸訓練が重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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