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特集 術前ワークアップマニュアル—入院から手術当日までの患者管理 Ⅱ.特殊な病態の術前患者管理 4.肝・胆道系
慢性胆嚢炎
著者: 田辺博1 伊藤英夫1 飯田豊1 山内希美1 渡辺進1
所属機関: 1木沢記念病院外科
ページ範囲:P.358 - P.359
文献購入ページに移動血液検査において炎症の程度(WBC,CRP),肝障害の程度(GOT,GPT),胆汁うっ滞(ALP,γ-GTP,T.Bil.,D.Bil.)などによる胆管障害の程度を判定することが必要となる.
さらに画像診断が重要な診断法となるが,通常は体外式腹部超音波検査(US)が主体となる.所見については胆嚢の大きさ,結石の有無,胆嚢内容物の性状,胆嚢粘膜病変,胆嚢壁内・壁外病変(壁肥厚,壁内結石,胆嚢周囲の膿瘍,腹水),胆嚢の周囲臓器への炎症の波及状態を見ることが必要となる.また内視鏡的超音波検査(EUS)を行い胆嚢内部の状況をより明確にすることも可能である.
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