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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻11号

1996年10月発行

特集 術前ワークアップマニュアル—入院から手術当日までの患者管理

Ⅱ.特殊な病態の術前患者管理 7.感染症

真菌感染症

著者: 伊藤史人1 世古口務1 山本敏雄1 中村菊洋1 下村誠1 高木馨子1 稲守重治1

所属機関: 1市立伊勢総合病院外科

ページ範囲:P.381 - P.382

文献概要

はじめに
 本来真菌は皮膚や消化管に常在するフローラでありヒトに対する病原性は低く,これが感染症として臨床的に発現するには宿主の免疫能低下や,抗生剤による常在菌叢の破壊などの要因が存在する必要がある.近年深在性真菌感染症に遭遇する機会は増加しているが,このほとんどはカンジダによるものである.本稿では術前どのような患者をカンジダ感染のハイリスクグループとして注意すべきか,またカンジダ血症が疑われる患者に対してなすべき検査,治療につき述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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