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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻11号

1996年10月発行

特集 術前ワークアップマニュアル—入院から手術当日までの患者管理

Ⅲ.注意すべき状態の術前患者管理

月経中の患者

著者: 塚崎克己1 中川博之1 野澤志朗1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.403 - P.404

文献概要

 月経は視床下部—下垂体—卵巣系のステロイドホルモンの相互作用によって制御される卵巣ホルモンの周期性変化に,子宮内膜が反応することによって発来する.実際には,卵巣の黄体より分泌され,高値を呈したエストロゲンやプロゲステロンが,急速に血中より消退することによって(図),子宮内膜組織の壊死・出血・剥離が起こり月経が始まる.この急激なホルモン環境の変化により,全身的な変化が月経直前や月経期に起こってくる(表)1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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