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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻12号

1996年11月発行

文献概要

カラーグラフ 内視鏡下外科手術の最前線・23 胃・十二指腸

腹腔鏡下胃空腸吻合術

著者: 林賢1 宗像康博1 村上真基1 橋本晋一2 沢野紳二2 川崎誠治2

所属機関: 1長野市民病院外科 2信州大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1375 - P.1382

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はじめに
 胆嚢摘出術から始まった腹腔鏡下外科手術は低侵襲という利点を有しており,技術の進歩と器具の開発に伴い,種々の消化器疾患に対する臨床応用した手術が報告されている.胃幽門,十二指腸狭窄,閉塞症は非切除進行癌で遭遇する合併症であるが,嘔吐症状などを伴うようになると開腹下での消化管吻合術を必要としてきた1,2).我々はこのような悪性疾患に伴う幽門および十二指腸の閉塞症例に対し,低侵襲である腹腔鏡下の手術手技を応用し腹腔鏡下胃空腸吻合術を行っており,良好な成績を得ているので,術式の工夫を中心に論述する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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