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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻12号

1996年11月発行

特集 外科医のためのペインクリニック

癌性疼痛のコントロール

著者: 前野宏1

所属機関: 1東札幌病院緩和ケア科

ページ範囲:P.1419 - P.1426

文献概要

 癌患者の約70%が癌性疼痛を訴えるといわれる.癌性疼痛コントロールに対しては,WHOの3段階除痛ラダーを用いる方法が普及している.そして,基本は薬剤によるコントロールであり,その中心はモルヒネである.モルヒネには副作用もあるが,モルヒネをいかに使いこなすかが,良い疼痛コントロールができるかどうかのポイントである.また,少数ではあるが,モルヒネに反応しずらい癌性疼痛がある.その場合には,モルヒネ以外に鎮痛補助薬(抗うつ薬,抗けいれん薬,抗不整脈薬,ステロイドなど)を積極的に用いるようにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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