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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻12号

1996年11月発行

特集 外科医のためのペインクリニック

麻酔科医からみたペインクリニックの実際—携帯型ディスポーザブル持続注入器を用いた硬膜外ブロックを中心として

著者: 鈴木利保1 滝口守1

所属機関: 1東海大学医学部麻酔科学教室

ページ範囲:P.1427 - P.1432

文献概要

 開腹,開胸手術後の疼痛管理にゴムの収縮によって微量の薬液の一定量を注入できる携帯型ディスポーザブル持続注入器(以下,インヒューザーポンプ)を用いて,術中留置した硬膜外カテーテルから少量のオピオイド(塩酸モルヒネ,ブプレノルフィン)と局所麻酔薬(0.25%ブピバカイン)を投与する疼痛管理法を行い,その管理上のポイントについて述べた.この方法は簡単で,頻回注入の必要がなく,看護婦や医者の負担が少なく,鎮痛効果は約80%の症例で他の鎮痛薬を必要としなかった.また副作用も少なく,優れた術後疼痛管理法であると思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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