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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻2号

1996年02月発行

臨床報告・1

成人肝未分化肉腫の1手術症例

著者: 小笠原邦夫1 西井博1 近藤肇彦1 青木克哲1 栗田信浩1 熊谷久治郎2

所属機関: 1高松市民病院外科 2高松市民病院病理

ページ範囲:P.237 - P.240

文献概要

はじめに
 成人の肝臓に原発する悪性腫瘍の大部分は肝細胞癌および胆管細胞癌であり,悪性間葉系腫瘍は非常に少ない.肝悪性間葉系腫瘍は臨床症状に乏しく,巨大な腫瘍となって発見されることが多く,予後はきわめて悪い.治療は外科的切除が原則とされているが,発見時すでに手術が困難であったり再発例が多い.今回われわれは,そのなかでも10歳前後の小児に発生するといわれている比較的稀な肝未分化肉腫の成人例を経験し,手術的に切除できたので検討を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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