文献詳細
文献概要
臨床報告・1
横隔膜弛緩症に合併した胃軸捻転症の1例
著者: 北山佳弘1 金昌雄1 大橋秀一2 余田洋右2
所属機関: 1白鷺病院外科 2宝塚市立病院外科
ページ範囲:P.253 - P.257
文献購入ページに移動横隔膜弛緩症は,横隔膜が弛緩して胸腔内に著しく挙上した状態を指し,しばしば胃の軸捻転を伴う1).このことは,上部消化管造影の普及で,小児例を含めると現在まで多くの報告をみるようになった2).今回われわれは,後天的に発生した横隔膜弛緩症に胃軸捻転を合併し,外科的治療を行った症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
掲載誌情報