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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻2号

1996年02月発行

文献概要

外科医の工夫

仙骨前出血に対する止血ピンの有効性

著者: 中村俊幸1 二村好憲1 中田伸司1 小出直彦1 安達亙1 渡辺智文2

所属機関: 1信州大学医学部第2外科 2信州大学医学部放射線科

ページ範囲:P.259 - P.262

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はじめに
 骨盤内腫瘍の外科的切除においては出血のコントロールに難渋する場合がある.特に後腹膜に位置し,血管に富んだ大きな腫瘍に対しては,術前より大量出血の対策を講じておくことは有意義であると考えられる.今回われわれは,骨盤内para-gangliomaに対して,術中出血量を低下させるため術前に動脈塞栓術を行い,術中の出血に対して止血ピンを使用した1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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