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特集 肝炎・肝硬変患者の消化器外科手術
胆石症手術
著者: 萩原優1 小森山広幸1 田中一郎1 生沢啓芳1 金杉和男1 山口晋2 長岡至朗3 山村卓也3
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院外科 2聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院第1外科 3聖マリアンナ医科大学横浜市東横病院外科
ページ範囲:P.297 - P.301
文献購入ページに移動肝硬変の合併した胆石の治療方針は積極派と慎重派があるが,炎症を起こす率が低いのでChild A,Bで胆嚢壁の肥厚などと臨床症状のある例で胆摘の適応があると考える.また,総胆管結石合併例では一度発作が起こると致命的となるので,EST,PTCDなどにより切石する必要がある.今後,腹腔鏡下胆嚢摘出術の適応も検討されなければならない.
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