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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻3号

1996年03月発行

臨床外科交見室

Laparoscopic Appendectomy—米国における現況

著者: 町淳二1

所属機関: 1ハワイ大学医学部外科

ページ範囲:P.326 - P.326

文献概要

 本誌の外科研修医実践講座⑲に掲載された『虫垂炎・肛門外科をめぐるUp-to-Date』で,「laparoscopic appendectomyは,日本では高額な材料費・保険非適用から,ラパコレのように一般化する気配はない」という指摘がありましたので,現在の米国におけるLA(laparo-scopic appendectomy)の現況について一言述べさせていただきます.
 LC(laparoscopic cholecys-tectomy)に引きつづきLAが導入された当初,虫垂炎の過半数はLAで手術されるようになるであろうとの予測もありましたが,現時点でLAはLCのように定着した術式にはなっておらず,ある意味ではまだ評価の段階にあるといえます.今のところ,appendectomyの約1〜2割程度がLAではないかと思われます.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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