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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻3号

1996年03月発行

境界領域

胸骨骨髄炎に対して鏡視下腹直筋弁充填術を施行した1例

著者: 澤泉雅之1 丸山優1 林明照1 吉武道朗1 吉原克則2 小山信弥1

所属機関: 1東邦大学医学部形成外科 2東邦大学医学部胸部心臓血管外科

ページ範囲:P.365 - P.368

文献概要

はじめに
 開胸術後の胸骨骨髄炎は比較的稀な合併症であるが,一度併発すると保存的療法に抵抗し,とくに死腔を有する場合には治療に難渋することも少なくない.このような症例に対し,豊富な血行をもつ大網や筋・筋皮弁による充填術が有用とされている1-4).最近われわれは,鏡視下に腹直筋弁を挙上した充填術を行い,有瘻性の胸骨骨髄炎を治癒せしめるとともに,美容的にも満足のいく1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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