icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻3号

1996年03月発行

臨床報告・1

内胆汁瘻を合併した胆嚢腺扁平上皮癌の2例

著者: 中村順哉1 炭山嘉伸1 武田明芳1 桜井貞夫1 柁原宏久1 碓井貞仁1

所属機関: 1東邦大学医学部外科学第3講座

ページ範囲:P.389 - P.392

文献概要

はじめに
 胆嚢癌は画像診断技術の進歩により術前診断が比較的早期になされるようになってきたが,発見時すでに他臓器浸潤や遠隔転移などで切除不能なことが多く,いまだ予後不良な疾患である.とくに胆嚢の腺扁平上皮癌は診断時すでに進行癌であることが多く,拡大手術を余儀なくされることが多い.当教室における1985年1月から1994年12月までの過去10年間の胆嚢癌手術症例は44例であり,そのうち腺扁平上皮癌は2例,胆嚢癌全体の4.5%であった.今回われわれは内胆汁瘻を合併した胆嚢腺扁平上皮癌を2例経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら