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特集 術後感染症—予防と治療の実際
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中心静脈栄養中の発熱はしばしば経験され,ほかに感染巣がない場合はカテーテル感染を疑い,ただちにカテーテルを抜去する,抜去後数日以内に下熱をみた場合はカテーテル感染症と診断できる.カテーテル感染症の予防のためには,感染経路に応じた対策を講じるとともに,risk factorを明らかにすることが必要である.本稿では,外科医が臨床の場で最も遭遇することが多い術後の中心静脈カテーテル感染症を中心に,教室における症例を含め検討した.
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