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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻5号

1996年05月発行

文献概要

特集 肛門疾患診療のポイント—エキスパート17人のノウハウ

痔核結紮切除術—開放術の実際

著者: 辻仲康伸1

所属機関: 1東葛辻仲病院

ページ範囲:P.588 - P.589

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 痔核結紮切除術では,よいドレナージを得るために皮下外括約筋外縁より5mm以上の外側から皮膚切開をはじめる.あくまでも浅く痔静脈瘤を剥離,切離し,括約筋に切り込まない.必ず高位で刺入結紮し,根部では5〜10mmのまつり縫いをする.たるんだ粘膜や肛門皮膚は創を縮少するように固定する縫合を加えておく.痔核は何か所切除してもよいが各創部間は最低1cm離れていること,および大きく切除しすぎないことが大切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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