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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻5号

1996年05月発行

文献概要

特集 肛門疾患診療のポイント—エキスパート17人のノウハウ

痔瘻手術—切開開放術の実際

著者: 田中良明1

所属機関: 1松島病院

ページ範囲:P.598 - P.601

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 切開開放術とは瘻管の全長を開放する術式で,比較的簡単な手技にて再発率も低い痔瘻根治手術の基本といえる.本術式の最も重要な点は,術後肛門の変形・機能障害を起こさないように適応を正しく判断することである.最も良い適応は「肛門後方の低位筋間痔瘻」である.手術のポイントは,①確実な1次口・原発巣の処置,②瘻管の走行に沿った切開開放,③十分なドレナージの確保である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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