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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻5号

1996年05月発行

文献概要

臨床報告・1

胃神経鞘腫の1例—自験例を含む本邦超音波内視鏡施行13例の検討

著者: 宇田憲司1 成末允勇1 金仁洙1 大崎俊英1 室雅彦1 白川靖博1

所属機関: 1福山市市民病院外科

ページ範囲:P.665 - P.668

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はじめに
 胃原発の神経鞘腫は比較的稀な疾患であり,粘膜下腫瘍の形態を呈するため,術前診断はきわめて困難である.近年,超音波内視鏡(以下,EUS)の出現により胃粘膜下腫瘍の診断能は向上したが,胃神経鞘腫に対するEUSの報告は非常に少なく,われわれの検索し得た限りでは,本邦における胃神経鞘腫についてのEUSの報告例は自験例を含め13例にすぎない.今回,われわれは術前にEUSを施行した胃神経鞘腫の1例を経験したので文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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