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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻6号

1996年06月発行

文献概要

特集 外科医に必要な整形外科の知識 Ⅰ.骨・関節外傷の初期治療

4.手関節,手指の骨折・脱臼

著者: 高山真一郎1 堀内行雄1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部整形外科

ページ範囲:P.707 - P.711

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 手関節,手指の骨折・脱臼のうち,頻度の高い外傷を中心に診断上見逃しやすい点や誤りやすい点,治療上注意すべき点などについて述べた.これらの外傷は安易に扱われる傾向があるが,診断の見逃しや不適切な初期治療が遺残障害の原因となる場合も稀でなく,変形,拘縮などにより日常生活動作の障害を残すことも多い.臨床症状から骨折,脱臼の部位とタイプをあらかじめ予想することが重要であり,単純2方向X線撮影以外の特殊撮影が必要な場合がある.類似の外傷でも治療原則が異なることがあり,個々の外傷に対する正確な知識が要求される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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