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特集 外科医に必要な整形外科の知識 Ⅲ.外来診療のポイント
3.肘内障
著者: 藤哲1
所属機関: 1弘前大学医学部整形外科
ページ範囲:P.749 - P.752
文献購入ページに移動 肘内障の外来診療のポイントは適切な診断を行うという点である.そのためには,受傷機転を付き添ってきた者に詳細に聞くことが大事である.手を強く引っ張られるような動作のあとに,上肢を痛がって動かさなくなったというエピソードがあり,X線などに異常を認めなければ診断は確定する.治療としては徒手整復が原則で,前腕を回外し,肘を屈曲させることで整復される.予後も良好な外傷である.
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