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特集 外科医に必要な整形外科の知識 Ⅲ.外来診療のポイント
9.骨粗鬆症
著者: 谷澤龍彦1
所属機関: 1新潟大学医学部整形外科
ページ範囲:P.773 - P.776
文献購入ページに移動 骨粗鬆症の診断には脊椎X線撮影が必須であり,十分に除外診断を行う必要がある.特に腰背痛を訴える患者では,その疼痛の由来を吟味することが重要である.骨粗鬆症における骨折の好発部位は,脊椎,肋骨,橈骨遠位端,上腕骨頸部,大腿骨頸部がある.大腿骨頸部骨折は入院,手術を必要とし,25%の症例は寝たきりとなる.外科領域では,胃切除後に骨粗鬆症ないし重症型では骨軟化症を生じる可能性がある.
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