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文献詳細

雑誌文献

臨床外科51巻6号

1996年06月発行

特集 外科医に必要な整形外科の知識

Ⅲ.外来診療のポイント

9.骨粗鬆症

著者: 谷澤龍彦1

所属機関: 1新潟大学医学部整形外科

ページ範囲:P.773 - P.776

文献概要

 骨粗鬆症の診断には脊椎X線撮影が必須であり,十分に除外診断を行う必要がある.特に腰背痛を訴える患者では,その疼痛の由来を吟味することが重要である.骨粗鬆症における骨折の好発部位は,脊椎,肋骨,橈骨遠位端,上腕骨頸部,大腿骨頸部がある.大腿骨頸部骨折は入院,手術を必要とし,25%の症例は寝たきりとなる.外科領域では,胃切除後に骨粗鬆症ないし重症型では骨軟化症を生じる可能性がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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